
なぜジム・フィットネス施設に「防音・防振」が必要なのか?
ジムやフィットネススタジオを運営する上で、避けて通れないのが「音」と「振動」の問題です。特に近年増えている24時間営業のジムやマンションの一室を利用したパーソナルジムでは、近隣住民や他テナントとの騒音トラブルは致命的なリスクとなります。
「マットを敷いているから大丈夫」と思っていても、実際にはトレーニング時の防振・防音が不十分なケースが多く見受けられます。本記事では、正しい防振・防音対策を解説します。
知っておきたいトレーニングの「防音」と「防振」の違い
ジムの騒音対策を正しく行うには、まず音の伝わり方の違いを理解する必要があります。
① 「空気」を伝わる音への対策(空気伝搬音)
空気が震えて耳に届く、いわゆる「音」への対策です。
原因:BGM、インストラクターの掛け声、利用者の話し声、マシンの駆動音など。
対策: 吸音材(音を吸収する)や遮音材(音を跳ね返す)を壁や天井に使用し、隣室や屋外への音漏れを防ぎます。
② 「建物」を伝わる音への対策(固体伝搬音=振動)
床への衝撃が建物の構造(床・壁・柱)を伝わり、別の場所で「音」や「揺れ」として現れるものです。
原因: ダンベルを置く衝撃、ランニングマシンの足音、ジャンプ動作など。
物理的な正体: 床に加わった衝撃(振動)は、建物の骨組みを通って階下や階上、離れた部屋に届き、そこで天井や壁を震わせて「ドスン」という音(騒音)変わります。これが「振動も音の一種」と言われる理由です。
重要性: ジム運営で最も苦情になりやすいのがこの固体伝搬音です。これには空気を遮るだけのマットだけでなく、衝撃そのものを吸収・減衰させる「防振」が不可欠です。
施設・エリア別:求められる防音・防振レベル
① フリーウェイトエリア
最も強力なジム 防振対策が必要です。高重量の衝撃は建物の深い部分まで伝わります。衝撃を瞬時に「面」で分散させ、下層でカットする多層構造の床材が必須です。
② マシン・カーディオエリア
トレッドミルはモーターの駆動音(防音)と、連続した着地衝撃(防振)の両方の対策が必要です。特にマンション等では、特定の周波数の振動を止めるトレーニング 防振が求められます。
③ パーソナルジム
限られたスペースで高い負荷がかかるため、階下への「突き上げるような振動」を防ぐ必要があります。後付け可能な対策を導入することで、賃貸物件でも安心して運営できます。
プロが推奨する高性能防振材
こうした音と振動の問題を根本から解決するためには、目的に合わせた適切な素材選びが重要です。KLASS株式会社では施設の構造やトレーニング内容に応じて使い分けられる、2つの防振材をご提案しています
【床全体の防振】ジムボード ネオ

エリア全体の衝撃を「床そのもの」の構造で解決する、本格的な防振アンダーボードです。
重量衝撃を分散する多層構造:「衝撃吸収材」、2枚の「応力分散板」、「吸振クッション材」を組み合わせた一体型ボード(厚さ60mm)。ラバーマットの下に敷くことで、建物への振動伝達を根本からカットします。
主な用途と導入メリット:フリーウェイトエリアや有酸素マシンエリアなどの全面施工に最適です。新規店舗の立ち上げ時に導入することで、将来的な騒音トラブルのリスクを最小限に抑えます。
【相談事例】「天井が低いので、60mmも厚くなると困るのですが…」
現場に合わせて「薄型特注タイプ」の製作も承っております。防音性能とのバランスを見ながら、その施設で許容できる限界の厚みをご提案させていただきます。
【後付け・マシン別の防振】ジムパッド

工事不要でマシンの足元に置くだけ。特定の機器から発生する振動をピンポイントで吸収する専用防振パッドです。
振動特性に最適化した3層設計:反響音を抑える「ゴム層」、揺れを面で分散する「安定プレート」、そして鉄道現場でも使われる「25mm厚 防振ポリウレタン」の3層構造。マシンタイプに合わせた専用の硬度を採用しています。
主な用途と導入メリット:トレッドミル用(4個セット)とストレングスマシン用(1個単位)の2種を展開。すでに営業中の店舗やマンション型ジムにおいて、大掛かりな工事なしですぐに対策が可能です。
トラブルを未然に防ぎ、安心のジム運営を
ジムの防振・防音対策は、オープンした後から手直しをすると、営業停止や機材移動で膨大なコストがかかります。「振動=音」という本質を理解し、適切な先行投資を行うことが、長期的な安定運営への近道です。
創業70年以上のノウハウを持つKLASSが、あなたの施設に最適なトレーニング 床材をご提案いたします。騒音・振動にお悩みの方は、まずは一度ご相談ください。










